【第0回】「原子力工学的視点からウィルス感染という連鎖的現象の収束方法を検討する」Facebook投稿からの転載文

これから「原子力工学的視点からウィルス感染という連鎖的現象の収束方法を検討する」というシリーズを始めるが、「第0回」として、このシリーズを開始しようと思うきっかけになったFacebookでの投稿を最後の余計な部分を除いた形で転載する。

通常、僕の投稿への反応は「いいね」がつくぐらいで、コメントがあってもせいぜい1行のものが多いが、この投稿に対しては珍しく数行もある2つもコメントがついた(現時点まで)。原子力工学とのアナロジーを使った説明はどうやら理解しやすいようである。

そこで、コロナ以後の世界を見据えて、ワクチンが用意できていない状況でもウィルス感染拡大を抑制する体系的かつ実践的な方法について、頭の中にある考えをぜんぶ吐き出しておくことにした。この方法を使えば、人類はもはやパンデミックを恐れる必要がなくなるかも知れない。

ちなみに、この方法はインターネットが高度に普及している地域で実施可能なものである(日本はそういう地域に十分該当すると思う)。

シリーズではできるだけ具体的かつ詳細に述べるつもりだが、原稿が少なくとも数回分書けるまでの間、とりあえずは、この転載文を読んでおいていただきたい。この文章だけでも概観を得ることはできると思う。

—–転載ここから———
昔、大学で原子力を4年ほど専攻していたので、コロナの問題もどうしても原子力工学的な視点から考えてしまうのですが、核燃料を核分裂反応を連鎖的に起こさずに保存する際の観点は、コロナの感染拡大を防止する上での指針を与えてくれます。

この観点から見れば、今まで世界中で行われてきたコロナ対策は、的を得たものではなかったと思います。だから、実際、感染者の拡大を止められずにいる。

核燃料を保存する時に、これを越えると核分裂連鎖反応が持続する「臨界点」を仮にQすると、Q<1という条件を満たすことが必要条件とされるが、同様の発想で、コロナの社会内での感染拡大を防ぐには、実効再生産数を1以下に維持する実効的な方法を考え、精度を高めていくという観点が必要。

実は、核燃料内では、局所的には、頻繁に核分裂反応が起こっているんだけど、Q<1という条件が維持されていれば、核分裂反応が連鎖的に起こり全体に拡大することは防ぐことができる。

しかし、コロナに関しては、実効再生産数が1以下になるような社会的条件を整えることをせず、局所で感染者が生まれるたびに大騒ぎして、コロナ感染について極度に恐れる人を増殖させながら、対処的に対応するばかりだった。

これはQt<1という条件を維持せずに、核燃料内で核分裂反応が起こるたびに、不安になるようなものだ。こういう理性的でない反応が世界規模で連鎖的に起きているというのが、僕の目から見たコロナ問題の核心だ。

初期には感染者を一人も上陸させないことに躍起になっていたが、そもそも初期から対応が間違っていた。上陸はするという前提で、上陸前に社会体制を、感染者が連鎖的に拡大しないモードに体制を切り替えておくべきだった。

緊急事態宣言は上陸前に発出するのが理想的です。上陸前に社会全体でリモートワークに切り替えるように首相が呼びかけるという内容の「緊急事態宣言」を発出できるようになれば、社会は経済的なダメージを受けずにパンデミックを克服できるでしょう。

現状では、事態が感染者が社会にかなり蔓延してから「緊急事態だから経済活動を抑えろ」という内容の宣言を行うという政治判断が下される。WHOも素人が見てもパンデミックだとわかるほど感染が拡大してからパンデミックだと認めた。

僕の目から見たら、いずれも遅すぎ。

日頃から、企業社会がテレワークで業務を回す訓練ができていれば、一斉にテレワークに切り替えることもでき、これにより感染が連鎖的に拡大する条件を失わせることはできたはずである。

しかし、大方の企業は、インターネットがあるにも関わらず、長い間、接触型のコミュニケーションに依存し続け、従業員を毎日電車で通勤させ続けた。感染が拡大してアタリマエである。

フルリモートの体制を築いていた企業は、すぐに業務体制を切り替えて、その企業内では、コロナによる感染拡大は問題でなくなっている。

今後は、社会全体でいつでも在宅ワークを中心にした体制に切り替えられるようにしておけば、これからは感染拡大を恐れなくても済むようになると思います。

しかし、社会では対処的な対応が繰り返されるのみ。ワクチンが効いて、コロナが終息するようなことになれば、多くの人々が本質的な部分で学ぶことなく、もとの生活に戻ってしまうでしょう。で、また同じことを繰り返す。

科学的なトレーニングを受けているはずの感染症の専門家も、連鎖的反応の制御を考える基本となる上のような観点を持っていないのでしょう。よって感染拡大を防ぐ有効な方策を示し得ていない。

首相は、その専門家の意見を参考にするのみ。

そもそも観点が間違っているのだから、制御は無理でしょう。

—–転載ここまで———